松竹+日本アニメーションによる名作劇場リメイク第2弾!だが今作で打ち止めになり後が続かなかった。
まぁ今作を見ると判らんでも無い。
明らかに20年以上前のテレビシリーズの方がレベルが高いんだもん。
この時代の日アニが如何にアニメスタジオとして集落したかが目に見えて判る。
そりゃ76年のテレビシリーズは高畑が演出し、宮崎が場面構成し、富野がコンテを切り、小田部や奥山らが作画をしたんだから、そりゃレベル違いは判るけどさ(苦笑)
にしてもこの映画は作画が酷過ぎた。単純にキャラのデッサンが狂いまくっててキモチワルイ。レイアウトもなんかボンヤリしてるんだよな。CGだって導入しているのに明らかに画力が落ちている。
物語はテレビシリーズを圧縮した感じ。どうしても駆け足な印象はあるね。
例えばブエノスアイレスからバイアブランカには行かずに、そのままロサリオ・コルドバ・トゥクマンに行く。
細かいエピソードはだいぶ削られてるね。
まぁでもロサリオでのイタリアの星のエピソードが残っていてくれたのは嬉しかったな。あれは良い話だ。
個人的にTV版は神作品だと思っているので、折角リメイクするなら、もっとちゃんとしたものが見たかった。