７０点
キューティーブロンドは、虚飾を排した映画だ。偉大な芸術ではなく、アカデミー賞を受賞することもないとわかっていながら、ステレオタイプを避け、少なくともそれに逆らうだけの知恵も持ち合わせているのだ。プロットが全く馬鹿げていることも十分承知で、それを実行に移している。しかし、これはそれほど悪いことではなく、時には頭を切り替えて、映画をエンターテインメントとして楽しむことも必要なのです。たまには、脳みそを刺激するような映画も必要だ。素晴らしい演技、軽妙な演出、優れた脚本が、この作品を傑出したものにしている。
