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菊次郎の夏のcamusonのレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
2.7
おばあちゃんに預けられたまま育った少年(小三くらい?)が、
近所の無職のおじさん(北野武)とともに、
母親に会いに行くロードムービー。

いい景色を集めてます。
特に田舎の寂れたバス停がいいですね。

母親の生活する家に到着したところまでは良かったのですが、
その後は好みが分かれそうです。
グレート義太夫と井手らっきょが出てきて、
少年を喜ばせるためにアホなことをやるのが延々と続くのですが、
たけしが命令して下っ端にやらせるという、
たけし軍団の構図がそのまま持ち込まれていて、
身内ノリに汚されたような気分になってしまいました。

久石譲の音楽はすばらしいのですが、
テーマ曲はあまりに聞き慣れすぎていて、
本作のための書き下ろされた音楽という気がしませんでした。

岸本加世子は、姉御タイプの役もできるのかと感心。
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