小林モンジャ

菊次郎の夏の小林モンジャのレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
4.1
子供の頃から久石譲のsummerが好きでようやく作品の方も見れた。
その音楽も合わせて「もう戻れない夏」が体感できた。
毎年夏になったら扇風機を回し、スイカでも食べながらこの映画を見たくなる。

祖母に育てられている少年正男が夏の時期に、浅草から母がいる愛知の豊橋までを近所のどうしようもないおじさん菊次郎(たけし)と2人で向かうロードムービー。

道中で会う色々な大人たちと2人との触れ合いは一期一会、もう二度と会うことはないんだろうけど、ずっと忘れる事はないんだろうなぁ。  

正男がこれからどんな大人になるんだろうと想像をしたり、自分の子供時代と重ねて今自分はどんな大人になったんだろうと考えたりもさせられる。 

後半のギャグシーンは正直わりとダレてしまったんだけど、齧り付いて見ないでボーッと見ていればいいと思うんです。

改めていうが久石譲のsummerは反則です。名前を聞いてもピンとこない人は一度YouTubeで聞いてください。まず聞いたことがあるので。