ナーガ

二百三高地のナーガのレビュー・感想・評価

二百三高地(1980年製作の映画)
3.9
この夏、アニメの「ゴールデンカムイ」を見始めたことから、日露戦争にちょっとだけ興味を持ちました。歴史ってまったく得意分野じゃないのですが。
で、あのさだまさしが歌う有名な主題歌だけは知ってるけど見たことがなかったこの映画を観ようと思い立ち、アマゾンプライムビデオで観ました。

いつもベッドに入ってから見るので、正直に言うと何度も寝落ちしましたが、みんな満足な飯も食べられずこんなに一生懸命戦ったり死んでしまったりしているのに、ぬくぬくと寝てしまってごめんなさいと言う気持ちでした。

太平洋戦争を扱った映画やドラマはたくさん観てきましたが、日露戦争は「坂の上の雲」くらいしか記憶にありません。(もっと扱ってくれればいいのに)
「坂の上の雲」が戦争の作戦を考えたりする側の映画だったのに対し、この「二百三高地」は実際に鉄砲を担いで戦う側に焦点を当てた映画です。
それだけに土臭く、血生臭く、気分の悪くなるようなシーンの連続でした。(特に後半)
昔見た「八甲田山」と似たような匂いのする映画です。

最後に二百三高地を日本軍は手に入れますが、一体それに何の意味があるんだろうと思ってしまいました。
それと、改めてさだまさしって天才だと思いました。



海は死にますか 山は死にますか
風はどうですか 空もそうですか
教えてください
(さだまさし作詞「防人の詩」より)
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