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男が女を愛する時のERIのレビュー・感想・評価

男が女を愛する時(1994年製作の映画)
3.6
マイケルボストンが歌う有名なWhen a man loves a woman から始まる。この曲でグッと心は掴まれちゃう。90年代のラブストーリー。人の気持ちって難しいよなぁ。なんか苦しいんだけど、好きだったな。


1994年だから、何歳?33歳ぐらいかな。メグ・ライアンが可愛すぎる。そしてアンディ・ガルシアが素敵で言わずもがなかっこいい。少し奔放な妻アリスと情熱的で真摯な夫マイケル。出会いはロマンチックな、とびっきりの恋。

2人の女の子をもうけ、家族で暮らしていくうちに少しずつ二人はすれ違ってゆく。本当に小さな些細なことで。

パイロットのマイケルはフライトで家をあけることが多い。アリスはお酒をやめられない。

マイケルは必死にアリスを愛して向き合おうとするけど、アリスは弱くて脆い。うまく言葉でも伝えらなくて、情けない自分を感じながらもまた自己嫌悪。お酒を捨てようと決意するのに、やっぱり飲んでしまう。仕事に子育てに色々うまくいかない。アリスの心のバランスが崩れていくせいで、家族も少しずつ崩れていく。

とうとうアリスは倒れてしまいアルコール中毒だということがわかる。アリスは更生施設に入ることに。戻ってきて、お酒を断つことはできたけど、アリスとマイケルはうまくいかない。すれ違うばかりで心が通じ合えない。二人は別れて暮らすことにぬり、マイケルはアリスへの気持ちを募らせていく。アリスを失ったマイケルは孤独を知る。

お酒を絶って半年が経った時、アリスは患者の会でスピーチをした。その時初めて自分の気持ちやマイケルへの想いを話せた気がした。

ラストも好きな終わり方でした。
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