Carol

山河遥かなりのCarolのネタバレレビュー・内容・結末

山河遥かなり(1947年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

1回目——
生き残れたからといって幸せではない。
戦争孤児

施設に任せようとせず、Steveと Karel/Jim が少しずつ打ち解ける様子に心和む。

HannaとKarelが再会するシーンは感動的🥲
「君のお母さんだよ」って直接教えるんじゃなくて、「その子供達と一緒に行っておいで」なのが素敵。
ずっと離れていても分かるんだな👩‍👦💞
でも、孤児が沢山居る中で再会って、Tomと彼のお母さんを見た時の Karel/Jim みたいな気持ちになった子が居ただろうなって思うと複雑。

Steveがアメリカに帰る時、寂しかっただろうな💭

2回目——
The Search(2014)を観た後にもう一度こちらを観たくなったので再観賞。

前回は Karel/Jim と彼のお母さんの再会のシーンに納得のいかない部分が多少あったが、見方を変えれば前向きなメッセージが込められている事に気付き、よりラストシーンが素晴らしいと感じた。

レポート用2022/07/17
強制収容所から生きて出られただけでとても幸運な事だと言うが、その少年の様に実際にはそうでもなかった人が大勢居た。
WWⅡ直後の話なので戦闘のシーンは無いが、子供たちの表情がどれだけ悲惨な事柄があったのかを物語っている。
私が特に素晴らしいと思ったシーンを紹介する。米兵に拾われ彼の家に連れて行かれた少年は、その家に閉じ込められたと思い必死にドアや窓を開けようとする。そこで米兵はドアの鍵を外し、少年がそこから出て行くのを見守った。追いかけられていない事に気付気付き囚われの身ではないと感じた少年は自ら米兵の元へ戻っていく。
鍵がかかっているだけであんなにも不安になってしまう少年の姿が彼が恐ろしい環境に居た事を表していて、なんとも可哀相な子だと思ったが、その心理を逆に利用した信頼のさせ方は良く考えられたものだと感心した。

1回目 2021/09/15
21 09 12/21 (1)
2021 159/200 (12)
Number 300
2回目 2022/06/11
22 06 10-11/12 (5)
2022 83-84/? (?)
Number 424-425
Carol

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