「真昼の決闘」「地上より永遠に」の
少し前に撮られたブラッド・ジンネマン作品。
キャリアの晩年にも、「ジュリア」「ジャッカルの日」というキレッキレの映画を撮っていた名匠!
この作品は初めて観たし、…
このレビューはネタバレを含みます
公開は、終戦から2年後の1947年。舞台はドイツだが、良くも悪くも戦勝国アメリカだからこそ作れた作品かもしれない。
序盤描かれているように、大人たちに怯え、強制収容所にいた頃の後遺症を抱えた子ど…
冒頭、貨物車の中の子供達の表情に掴まれた。
アウシュビッツを生き延びた子供たちの怯え方が辛い。
主人公カレルは母と離れ離れになる際のショックで失語症&記憶喪失に。
アメリカ人将校のスティーヴが傷だら…
戦争が背景にある作品だけど、凄惨な戦闘のシーンはなし。ただ、子どもたちの悲しい表情は観ているだけで結構つらい。
米兵がカレルに言葉を教えていくところがとても印象に残る。こどもにものを教えるって、教…
フレッド・ジンネマン監督作。
戦争で母親と離ればなれになった少年と米兵の交流を描いたヒューマンドラマ。
戦争によって心に深い傷を負い他人に心を閉ざす少年カレル。カレルの腕には収容所番号が刻まれてい…
3.8 A+
数あるアウシュビッツの映画では珍しい親と離れ離れになった子供を描いた作品。少年、母親、助けるアメリカ兵士それぞれの演技力が素晴らしい。荒れ果てた風景の描写が酷い戦争の傷跡をまざまざと見…