ヤスマサ

アナコンダのヤスマサのレビュー・感想・評価

アナコンダ(1997年製作の映画)
2.5
南米アマゾンの奥地で、巨大な人喰い蛇アナコンダとの遭遇を描いたアニマル・パニック・スリラー。
幻の原住民シリシャマ族を追う文化人類学者スティーヴン・ケイル(エリック・ストルツ)とテリー・フロレス(ジェニファー・ロペス)ら撮影隊一行は、シリシャマ族を見たという航行不能で立ち往生していた密猟者サローン(ジョン・ヴォイト)に水先案内を頼む。

この手のパニック映画にしては、豪華なキャスティングに驚かされる。
オープニングのクレジットが赤文字なのは、これから起こる悲劇の示唆なのか…。
現地インディオの男が、アナコンダと思しき何かに襲われるシーンで始まるが、そこには巨大蛇を狩ったサローンと写る新聞記事が貼られている。
サローンは、アナコンダに魅せられた男で、捕獲のためには手段を選ばない、狂気に満ちた男なのだ。
アナコンダの映像は、技術的な問題もあるので仕方ないと思うが、リアルに拘らなくて良かったのではないか。
返って安っぽくなってしまっている。
見せない怖さなどを工夫して、臨場感を与えても良かったと思う。
人を襲うアナコンダも恐ろしいが、結局一番恐ろしいのは人なんだという映画かな…。
流石、ジョン・ヴォイト。
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