びぎR

博士の愛した数式のびぎRのレビュー・感想・評価

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
3.5
2023/3/24に鑑賞。
『家政婦紹介組合から「私」が派遣された先は、80分しか記憶が持たない元数学者「博士」の家だった。』
小川洋子の原作小説(未読)を私:深津絵里、博士:寺尾聰、(大人の)ルート:吉岡秀隆で映画化。基本的には親子と博士の交流を静かに描く。数学と阪神タイガースと子供が好きな博士、有能な家政婦で明るい母である私、素直で元気なルート、と登場人物が魅力的。随所に事件は起きるが、博士は起こったことは忘れてしまうために結果的に淡々とした展開になる。作中にはボチボチ数学用語が登場する。友愛数(220と280の組など)、完全数(6,28,496など)は初めて聞いた。タイトルの愛した数式とはオイラーの等式のことだった。ただ、数学の話より阪神タイガースの話の方が熱量高め、原作者の趣味だな(笑) 後に数学教師になったルートが黒板に貼るやつを次々と取り出すのがちょっと謎。主題曲「博士の愛した数式 愛のテーマ」がとても聞きなじみがあったのでクラッシックの名曲か何かかと思ったけど映画のオリジナル曲だった。私のパソコンのiTunesに入っていたので良く聞いていたらしい。
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