高橋早苗

博士の愛した数式の高橋早苗のレビュー・感想・評価

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
3.5
新人の数学教師
初めての授業
「ノートはとらなくていいよ」と話し出す、幼い頃の話。
なぜ数学を目指したのか。



家政婦をしていた母と
その“勤め先”のご主人
・・・交通事故から
「記憶が80分しかもたない」数学博士のこと


大抵の家政婦さんと
大抵の10歳には
まずついていけないだろう、整数やら約数、階乗やら友愛数の話・・・
なにしろ博士には、1時間20分前の記憶がない。
博士のポケットには、いつも紙と鉛筆が入ってる。
上着のあちこちに、安全ピンでとめたメモ。
博士にとっては、毎日が
事故の翌日。



母は毎朝
玄関先で靴のサイズを尋ねられ
“実に潔い整数”の話を聞く。



観てるそばから「もう一回観たい」と思わせる映画も珍しい。
観たいのか
あの“授業”を受けたいのか・・・
どっちもかな(笑)



数学の“最初の授業”に
この映画みせたら
数字アレルギーにも効くかもしれないね?

もっとも現場の先生は、その後
やりにくいでしょうけれど^_^
高橋早苗

高橋早苗