初 溝口健二です。
運命によって、
男から男へと流れ、翻弄される女性
お春の物語。
お春を演じるのは、往年の大女優 田中絹代。
溝口健二と田中絹代は、恋仲だったそうです。
まるで「初恋のきた…
見たのはずいぶん前ですがふと思い出したので。
見た後はなんだか無性に寂しくなったのを覚えています。別に本人悪いところほとんどないのに周りに振り回されて、結局は落ちるところまで落ちる。
それこそ無常感…
”この売女が! 淫売が!穀潰しが!”
まことと思える出会いにすがれば引き裂かれ、求められその身を捧げれば用済みとされ、父母のため身を堕としてやったことは、一生付きまとい…。
諸行無常といえど、これ…
封建的社会のなか、様々なしがらみに囚われながはも自分らしく生きようとする女、おはる。しかし、男たちや、当時の社会制度のせいで、洛中の裕福な生活からみるみる零落して、遊郭で働くようになり、そこから乞食…
>>続きを読む田中絹代さん演じる女性が、身分の高い御所での暮らしから、娼婦まで、色んな地を転々と巡っていく。お寺で世話になろうとした際、そこの尼さんだったか、最初はとても親切な人だったのに、主人公が男性と関係を持…
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