西鶴一代女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『西鶴一代女』に投稿された感想・評価

azkyon

azkyonの感想・評価

4.0

美人なのにどこまでも不幸に見舞われる。
女が消耗品としてあつかわれる時代ではあるけれど、不幸のループから逃れられない。
親をはじめとして、寄ってくる男たちもロクな奴がいない。

女を粗末に扱うことに…

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溝口健二の作品はなかなか苦手だったのだけど、思い直しました。名作、見事です。昔見たときは、録音が悪くてセリフが分かりにくいとか、動きがなくてちょっとって感じでしたが全ては当方の理解不足。田中絹代も見…

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溝口映画の最高傑作の1つではないでしょうか。時間の流れが美しく、ずっと見ていれるタイプの作品でした。女性が道具扱いされ権利があまり無い時代に生きた強い女性を描く。悲劇的、救いの手があれど結局は悲劇へ…

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お

おの感想・評価

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ねこばばさまやて
なんでこんなもん見せられてるんやと徹底的に痛ぶられた、それでも浮遊感があるのだから意味不明やばすぎる
田中絹代の顔の演技は本当にすごい

贋金に群がる人たち怖すぎた
本当に素晴らしい。2022年見てよかったオブザイヤーです。
長尺のカメラワークがすごい。しかも女性が担当していて驚いた。
この時代の日本映画は本当に面白い。
風ノ助

風ノ助の感想・評価

4.5

欲に塗れた人たちに振り回され堕ちていくお春の一代記
井原西鶴『好色一代女』が原作で、もうちょっとコメディっぽいのかと思っていたら笑えるシーンは少しだけでこれでもかという悲劇の連続に胸が苦しくなりまし…

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田中絹代演じる、お春という女性の超波瀾万丈の一代記。
男尊女卑が当たり前の封建時代。殿様、父親…など男の言いなりでお春の人生は、理不尽なほど翻弄されていく。
現代物だったら、コメディになってしまうで…

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溝口健二。
封建社会、男性優位社会での女性の浮き身と其の浮華を、滑稽さを以て描いた作品である。
ちょっと吃驚するくらい、出て来る男が父親を含め、腐れている。
溝口らしい、ドリーと長回しを多用した極め…

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自分も相手も不幸にするタイプのファムファタールか…それにしても女が肉体、娘、母と何かの付属品や器としてしか見られなくて悲しかった 1人の方が生き生きしてそうだよ

場面の切り替わりが多く、衣装や舞台…

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男性上位の時代において、ただただ社会に翻弄される不幸な女の波乱な人生を冷徹なまでの視点で描写する。とにかく田中絹代が役によく合うし、体当たりとも言える演技の幅の広さがすごい。

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