薄幸な女、、などと申しますが、主人公のお春に訪れる幸福な時間は、彼女の生涯に於いてペラッペラに薄い逢瀬とまぐわいの一時だけでして、溝口監督的名物カメラ長回しとは対称的に非常に短く、哀れです。
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ストーリーはお春が嫌な目にあったり幸せになったと思ったらまた最悪なことが起きる。
一人ひとりのキャラクターが際立ってるし、すげぇ悲しい映画だった。
溝口健二監督の作品の男性はクズだし女性は酷い扱い…
☆伝説
ワンシーン・ワンカットでは、ない。カメラを普通に切り替えているし、ディゾルブも数回やっている。ロングテイクは多いが、ワンシーン・ワンカットよりも、ごく普通にモンタージュをしている。だから素…
竹藪での移動撮影の長回しカット凄い。
やはり溝口さんの長回しは変化に富んでいて理想的。
タルコフスキーが敬愛する映画監督として黒澤、溝口、ブレッソン、ベルイマン、アントニオーニらを挙げていたけれど…
今年は溝口健二を開拓したいなぁと思ってて、遅ればせながらようやく1本目。
井原西鶴の『好色一代女』をもとに、映画としてのダイナミックな脚色を加えた作品。
監督は本作に全身全霊を打ち込んだそう。
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やっと幸せになれるかと思ったら次の瞬間…残酷な運命のイタズラか、二転三転波乱の時代に巻きこまれ翻弄された激動の人生。
一度"そういう"噂が立つと男どもはそうした目でばかり見て、結果余計にそのような状…