西鶴一代女に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)- 2ページ目

「西鶴一代女」に投稿された感想・評価

ルネ

ルネの感想・評価

3.0

溝口健二監督作品。 1952年。

『嫌われ松子の一生』の江戸版といった趣。美しくて色っぽかったのだが、次々と怒濤の色恋沙汰で転げ落ちていく女性の半生を描いています。

憐れに思う反面、何にもないよ…

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ゆったりと流れるようなカメラワークはこの時代の作品にしては珍しいなと思った。が、それ以外に良さが分からない。

次々と男にまつわる不幸が降りかかる主人公をただ追うだけ。そして主人公はただ悲しむだけ。…

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谷口

谷口の感想・評価

3.0
時間の飛ばし方がよろしい。
最後は息子と喋らせてあげたかった。
この主人公は雨月物語の妻や松子と違って不憫だけど可哀想じゃない 弱くない
tarouman

taroumanの感想・評価

3.0

国立映画アーカイブ
お得意のロングショットによるカメラワークは21世紀の現代でも充分に通用する斬新さで流石は溝口なのだが、なんだろうかどうも今一つ没入できず、島原からどうやって足抜けしたのだろうかと…

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も

もの感想・評価

3.0

過去を懐かしむには歳をとりすぎた女の悲哀。回想されるのはすべて現在の己であり、それは栄華にしがみつこうとする老いの醜さにも見えるが、女の価値を自己決定せんという尊き自尊心のようにも思える。
いずれに…

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このレビューはネタバレを含みます

出戻りの後ぐらいから、展開の目まぐるしさと人物及び声の認識しにくさに、少し置いていかれてしまった。

話としては、1人の女性がこれでもかというほど、次から次へと災難に見舞われていく不運な人生の様が描…

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Nao

Naoの感想・評価

2.5
運命に翻弄され転落していく女の人生を描く。溝口作品といえば長回し。最後の若殿を見届けるシーンが格別に良かった。原作は井原西鶴の『好色一代女』
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.0
「井原西鶴の作る話」ってコメディだと思ってたからどこまでもどこまでも女が容赦なく堕ちてくのにおったまげた。いや、田中絹代は名演です
ミア

ミアの感想・評価

3.0
初溝口監督作品。
虚しく救われない、なんとも不幸な女なのに、気品があって美しかった。モノクロなのに、古くないというか、CGだらけの映画よりも迫力のある映像と演技で、心が圧倒された。

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