竹藪での移動撮影の長回しカット凄い。
やはり溝口さんの長回しは変化に富んでいて理想的。
タルコフスキーが敬愛する映画監督として黒澤、溝口、ブレッソン、ベルイマン、アントニオーニらを挙げていたけれど…
やっと幸せになれるかと思ったら次の瞬間…残酷な運命のイタズラか、二転三転波乱の時代に巻きこまれ翻弄された激動の人生。
一度"そういう"噂が立つと男どもはそうした目でばかり見て、結果余計にそのような状…
お春が隠遁からふたたび世俗へ送り返されるときの、寺院の玄関の絶望が忘れがたい。それはすなわち、画面の中央に太く、無関心にそびえる柱であり、それを越えるともう二度と遁世は叶わないという残酷な実感にほか…
>>続きを読む1952年製作公開。原作井原西鶴。脚色依田義賢。監督溝口健二。
溝口健二が『武蔵野夫人』に次いで監督した作品。『武蔵野夫人』の田中絹代は夫森雅之と上手くいっていないことに、お前の手練手管が足らんの…
〖1950年代映画:浮世草子実写映画化:文芸映画:新東宝:日本映画傑作全集:日本名作映画集:ATB〗
1952年製作で、井原西鶴の浮世草子を実写映画化の文芸映画らしい⁉️
こんなに…男運の無い人って…
このレビューはネタバレを含みます