井原西鶴の原作。カメラの長回しと田中絹代の熱演が見どころ。とことん不幸な女の一生。身分の低い男と恋仲になったところから歯車が狂い始める。自分の意志を貫こうが、流れに身を任せようがうまくいかない。正直…
>>続きを読む・溝口健二監督作品は初鑑賞。
・周りに流されるままに生きてると碌なことにならない。なぜなら周りはみんな自分勝手だから...。
・贅沢に使い捨てされる三船敏郎。
・扇屋の夫が偶然殺されなければハッピー…
名脚本家依田義賢(よだよしたか)によって、西鶴の『好色一代女』は、フランスの現実主義作家モーパッサンの作品『女の一生』ばりに塗り替えられて、語られる。映画の出だしでは、まずは、京都島原の遊郭の太夫…
>>続きを読む井原西鶴『好色一代女』をベースにした溝口健二監督作品。モノクロです。
封建的な時代、男によって人生を狂わされたお春(田中絹代)の悲劇的な人生を綴る。
長回し、横スライドのカメラワーク、室内の奥行…
「羅漢寺は像が多くてみんな違う顔してるから似てる人いるよ〜」みたいなトコから、始まった、というか、三船が襖越しに迫る所、境界を超えて、どっかに書いてあったなコレと思った。殿の注文通りの女の人を用立て…
>>続きを読む井原西鶴原作の社会派文芸作品。
ただただ悲しい、堕ちていく奈良女の身の上。
自分が男であるのが嫌になる映画。
堕ちるところまで堕ち、羅漢様に初恋の彼を見るなんて、、、泣くしかない。
ヴェネツ…