この父権社会に流れる大きな川、その流れに身を任せる女性の気高くも切ない悲劇。
溝口健二監督を「世界のミゾグチ」にたらしめた一作目にして、今作は真に女性が主人公の『シンデレラ』、ガラスの靴がぴった…
うぐぐ...。これを観たら「人間」とか「生きること」について考えずにはいられないでしょう。息がつまるような緊張感の中ひたすら踏んだり蹴ったりの女の半生が描き出される。降りかかる不幸が因果応報的なもの…
>>続きを読むベネツィア国際映画祭受賞。
あのゴダールが敬愛する監督。
との事で見ました。
まあ、、
借りた時から感じてましたが、
個人的に「時代劇」「古語」ってのが苦手なので、
「んー見れるかなぁ、、」
…
井原西鶴の「好色一代女」が原作で、当時スランプに陥っていた監督・溝口健二と女優・田中絹代が復活した作品!
個人的に好みではない本作……「山椒太夫」「雨月物語」「近松物語」などでのあの美しい景観とカ…
キメにいくときの長回しの精密かつダイナミックなこと。構図の完璧さ。ゆとり世代なので遊郭編は、千と千尋だ!と思った。たまたま観た日に読んでた『先生の白い嘘』ともリンクした。鳥飼茜のことを考えながら観る…
>>続きを読む溝口健二のよさは言葉にしずらい。
それだけ、様々な部分にひそやかな配慮がほどこされていて、感覚としては感じられるが、論理でとらえて言葉にするのが難しいのではないかと思う。
そんな映画作家、世界で…