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はぁ‥なんとすごいお話。
おもしろかったと言うには恐れ多すぎるけど、とても良かったです。
これでもかという不運の連続に、いつか報われてほしいと見入っていたけれど、そう上手くはいかないものなのだな。…
欲に塗れた人たちに振り回され堕ちていくお春の一代記
井原西鶴『好色一代女』が原作で、もうちょっとコメディっぽいのかと思っていたら笑えるシーンは少しだけでこれでもかという悲劇の連続に胸が苦しくなりまし…
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井原西鶴「好色一代女」をベースに、壮絶な女の転落劇を描いた溝口健二監督作品。リヴェットの修道女は本作に影響を受けているよう。
身分違いの若者と恋に落ち、一家は洛外へ追放となり男は斬首。3万石大名の…
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この余韻の深さは長回しが為せるものなのかな?
上手く形容する言葉が見つからない。とにかく味わい深くて、美しかった。
息子だと分かっても、駆け寄らずにそっと後ろから見守って、涙を流す、お春の悲しさと…
田中絹代演じる、お春という女性の超波瀾万丈の一代記。
男尊女卑が当たり前の封建時代。殿様、父親…など男の言いなりでお春の人生は、理不尽なほど翻弄されていく。
現代物だったら、コメディになってしまうで…
溝口健二。
封建社会、男性優位社会での女性の浮き身と其の浮華を、滑稽さを以て描いた作品である。
ちょっと吃驚するくらい、出て来る男が父親を含め、腐れている。
溝口らしい、ドリーと長回しを多用した極め…
自分も相手も不幸にするタイプのファムファタールか…それにしても女が肉体、娘、母と何かの付属品や器としてしか見られなくて悲しかった 1人の方が生き生きしてそうだよ
場面の切り替わりが多く、衣装や舞台…
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なんかめちゃくちゃ面白かった
カメラワークなのかなんなのか画がずっと飽きなくて2時間超えてるのに集中が切れない不思議な映画だった
田中絹代、春のあの一つ一つの所作が全て艶やかなのすごい
色気って演技…