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ハロウィンH20のLudovicoMedのレビュー・感想・評価

ハロウィンH20(1998年製作の映画)
2.5
《映画ハロウィン祝20周年記念タイムライン》

『ハロウィン』40周年記念シリーズのタイムラインがジェイソンブラムとデヴィッドゴードングリーンの3部作でリブートされておりますが、20周年の際も祝ってジェイミーリーカーティスをカムバックさせたH20。
『ハロウィンII』までの世界線を維持して4、5、6は無かったことに。『ハロウィンII』ぶりにローリーも生きているマイケルと兄弟設定の話を突き進んで、『ハロウィンレザレクション』へ直結する時系列って訳だが、もちろんブラムハウス版のジェイミーリーカーティスとは別のローリーストロードなので『ターミネーター』以上にややこしい。

90年代のハリウッド式アクションシーンが築き上げた潮流にやたら踏襲されていた一時代だったのでホラーというよりは、って印象だがそれ以上に『スクリーム』だろこれ。全寮制名門高校を舞台にティーンの血祭りかと思ったら生徒全員旅行へ退場して、抜け駆けで寮に残っていた生徒とか警備員も地味に弾き飛ばされたり殺されたり。ローリーとマイケルの孤軍奮闘になり、さあここからだってシチュエーションになったがすぐ終わった。
その後でちょっと萌えるラストが用意されるが、あの手この手で復活するマイケルマイヤーズシリーズなだけに次はどんな大喜利で復活するんだろう、とめっちゃ知りたくなる難関な終わらせ方にアガッた。

ローリーが出会す人物をマイケルの姿で認知してしまい目を疑うとようやく幻覚が外れ本人を確認できるという流れから、何度目を疑ってもヤツにしか見えず、遂にマイケルだと認知する対峙の演出がちょっとカッコよかったな。
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