ふっくー

ハロウィンH20のふっくーのレビュー・感想・評価

ハロウィンH20(1998年製作の映画)
3.8
2018年にシリーズ40周年を記念して公開され爆発的大ヒットを記録した「ハロウィン」。9月にBlu-rayが発売されますが、なんとAmazon限定でBlu-rayセットにマイケルのマスクが特典で付いてくるとゆう最高のセットが発売されるので、予約しちゃいました。

いやいやその話は置いといて、実はこのハロウィンシリーズ、98年に20周年を記念して、78年に公開されたファイナルガールのジェイミー・リー・カーティスを招き、マイケルとの因縁対決を実は過去にしていたんですよね。
話の時系列としては「ハロウィン2」のラストから20年後のおはなし。病院で焼け死んだと思われたマイケルが実はまだ生きていて、今は亡きルーミス博士の研究資料からローリーが生きていることを知り、再びハロウィンの夜に殺戮を繰り返します!

スラッシャーの派手さはないですが、今では一躍トップスターとなったジョセフ・ゴードン・レヴィットの若かりし姿が拝めます。冒頭で1番素晴らしい殺され方をするので、是非注目してください笑笑。
ジェイミー・リー・カーティスの実母で「サイコ」で絶叫クイーンとして有名なジャネット・リーがカメオ出演で出ていたり、マイケルが奪った車が「サイコ」での同じモデルであったり、シリーズ復帰おめでとう!と言わんばかりのジェイミー・リー・カーティスをお祝いする作品といった印象。

ローリーの息子ジョンがジョシュ・ハートネットだったり、割とキャストが豪華なのも見どころの1つ。窓越しにマイケルとローリーが見つめ合い再開するシーンは今作で1番印象に残ります。まぁその後に殺し合いするんですけど笑。

後半はマイケルvsローリーの肉弾戦で、まさに2018年で戦ったように今作も激しい死闘をみせてくれるんですけど、せっかく息子を登場させているのに、後半はマイケルvsローリーがメインなので、息子の存在価値があまりないです。空気です!エアーです。それくらいラストは触れられません笑笑。

あと今作のマイケルマスクは目元の部分がめっちゃ広いので、つぶらな瞳がこんにちはしている。もうちょっと掘りを深くして、目元が黒くなるくらいのマスクだったら完璧だったのですがねぇ。

最後のローリーはかっこよくて痺れますね。
スラッシャーシーンで恐怖を見せるのではなく、マイケル・マイヤーズそのものが恐怖として描かれているので、オリジナル版に近い恐怖感があって良いですね。
監督が13日の金曜日PART2のスティーヴ・マイナーだったので、もっとスラッシャー感強いと思いましたが、そうではなかったのが意外でした。

20周年記念作品として、ファンにはたまらない演出、久しぶりのジェイミー・リー・カーティスのシリーズ復帰など記念作品として可もなく不可もなくといった安定した作品なので、気楽に楽しめると思います。
ふっくー

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