このレビューはネタバレを含みます
最後の展開が、早過ぎて、ついて行けない所もあったが、それなりに良く出来ていると思った。
主人公のネフ(フレッド・マクマレイ)に身を置くと、バレルのではないかとハラハラ、そして、女の為に巻き込まれて破滅していく様が何とも言えず見入ってしまった。
ネフは、狂言回し的存在で、むしろ、バーバラ・スタンウィックがフィリスがメインのように思える。出て来たときは、そうでもなかったけれども、ファム・ファタール(運命の女)であり、段々魅力的に思えてくるのが不思議な位だった。
ビリー・ワイルダーのこういう、シリアスなものはなかなかいいと思う(2021.2.6)。