14

深夜の告白の14のネタバレレビュー・内容・結末

深夜の告白(1944年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞。やっぱり名作すぎました。保険の偽装請求絶対見抜くマンこと バートンが「心の小さな男が教えてくれるのさ…。」的なことを何回か言うの、全体を見ればかっこよくて納得の的中率なんだけど、リトル本田やん…となって最初に聞いた時は笑ってしまった。でもそんな風に誇りをもって仕事を頑張っている人って本当にかっこいいよなあ。

スーパーマーケットで殺人計画を練るシーンや、フィリスがドアの影に隠れるシーンなど、印象深いシーンも多々あって見応えがあった。でも一番好きなのはやっぱりラスト。主人公がバートンに「犯人が近すぎたから君も犯人がわからなかったんだ。まさかデスクの向かい側なんて思いもしなかったろ?」的なことを言って、バートンが「もっと近くにいたよ。」と返して主人公が「愛してる 。」と返して終わるの、なにそれ…!と心が震えた。恋愛でも親友でもない、きっとただ11年共に仕事をしただけの関係。でも互いに重すぎるほど信頼している…とたった数分でより一層、深く分からされる。ラストシーンだけでも何回も見たい。この映画こそカラーで、リメイク版を見てみたい。
14

14