ベーべ

深夜の告白のベーべのネタバレレビュー・内容・結末

深夜の告白(1944年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

時速24キロ…

『倍額保険(殺人保険)』が原作と知り、急いで鑑賞。
こんな邦題じゃ気づかんよ…。

改めて、深夜の告白ってどういう意味だ?っていう作品だった。

主人公は保険会社に勤める男。
顧客の人妻が怪しい保険の掛け方をしようとしているのに気づいて最初は一蹴するが、結局その人妻と恋に落ちてしまって、2人で協力して保険金殺人を実行するというもの。

主人公が犯人の倒叙形式のサスペンスミステリーで、殺害方法も割と序盤で説明される。
保険の金額が倍になるからという理由で、列車事故に見せかけた殺人を画策。

まず、主人公が人妻の夫に成り済まし、列車に乗車。
そのまま列車の最後列の展望デッキにまで行き、1人になったタイミングで飛び降りる。
車で待機していた人妻と合流し、事前に殺害していた夫の死体をそのまま線路にまで運ぶ…

計画は無事成功したかと思われたが、まさかの同僚が名探偵で、あんまり身動きがとれなくなっていく主人公。
そして、だんだん本性が露になってくる人妻。

この2人と周囲の人間が、どういう結末を迎えるのかが、最後までわからなくておもしろかった。

あと、今作においてマッチは触れずにはいられないぐらい印象的。
ベーべ

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