監督ジャック・ドゥミ×音楽ミシェル・ルグラン×主演イヴ・モンタン。
イヴ・モンタンが自身の半生をミュージカルにした公演を、故郷マルセイユで公演するという設定。公演までの数週間を描く劇中劇。
ミュージカルとしての印象は薄めだったけど、イヴ・モンタンへのリスペクトに溢れた作品。シワまでも渋くて素敵でした。
ただその関係はヤバイでしょって展開があり、そこは不要かなと引っかかったけど。
ミュージカル女優を目指す役に当時23歳のマチルダ・メイ。ピンクのワンピース姿がハツラツとしてて可愛いかった。
1980年代だからか、シンセを使ったミシェル・ルグランのサウンドが少し残念。いつもの優雅なスコアがよかったなぁ。
今作はドゥミ監督の遺作で、この2年後に、モンタンは3年後に亡くなっていると思うと感慨深いです。