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アヒルと鴨のコインロッカーのnodoubtのレビュー・感想・評価

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※記録用です。

東京から仙台の大学へ進学するためアパートで一人暮らしを始めた椎名(濱田岳)は、隣に住む河崎(瑛太)からいきなり本屋襲撃の計画を持ちかけられる…。

前半は怪し過ぎる男・河崎にいいように振り回される椎名(オドオドしているのに妙に積極的な男)がゆるーい笑いを誘う。
思った以上に早い段階で本屋襲撃が終わってしまったので、このままダラダラ続くとちょっとキツいかなと不安に。

しかし謎の男(松田龍平)が登場する後半から話は一変、切なくて切なくて切ない展開にシフトチェンジしていく…。

浜田、瑛太、そして松田がそれぞれ素晴らしい。
なぜ河崎は広辞苑と広辞林を間違えたのか。
なぜ椎名の家から教科書が無くなったのか。
なぜ河崎はおにぎりをちゃんと選ばずに買ったのか。
そして「裏口から悲劇は起きる」の意味とは…。

全ての伏線が一本に繋がりあまりに悲しい真実が明らかになっていく。
ラスト、タイトルの意味とボブ・ディランの歌に涙…。
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