みんな若かったのー。もう20年前だもんな。エヴァブームは当時本当に熱かった。あの時みんな熱にうなされてたよ。
庵野秀明の若気の至りが大爆発した今作。前半のDEATHがテレビシリーズの総集編。後半のREBIRTHが新規制作の完結編。
DEATHはテレビの総集編とはいいながら、映画としての役割は完全に放棄していた。総集編というかテレビシリーズの映像をコラージュしたイメージ映像としか言い様が無いもの。一見さんは完璧に切り捨てて、テレビシリーズを観てた人だけに復習をさせる為のダイジェスト映像だからねぇ。
映画としての評価は出来ませんわ。
映像は確かにスタイリッシュでしたけどね。本来なら野暮ったい補足説明でしかないテロップをここまでグラフィックな表現に昇華させたのはエヴァの功績ですわ。先日公開されたエウレカの映画を見るといかに影響を及ぼしたかがわかる。
REBIRTHは物議を呼んだテレビ第弐拾五〜六話のリメイク。
もうね、序盤の胸がはだけたアスカにハァハァするシンちゃんに不穏さ炸裂！結末のヤバさを暗示する、まさに終わりの始まりですわ。最低だ俺って。
使途を全て倒したので用済みになったNERVに対しゼーレが軍隊を用い武力制圧する。エヴァvs使途から、人対人へ。戦略自衛隊により火炎放射器で焼き殺されるNERV職員たち。かなりショッキングな描写も続く。
ミサトは撃たれシンちゃんに大人のキス。
廃人状態だったアスカは復活し、戦自のヘリをカカト落としで撃退する。
で、量産型エヴァの登場で…続く…って、ええええええ？
テレビシリーズからあんだけ引っ張られて、まだ続くのぉ？？？ビックリしたよ。
こちらも、完結しなかった以上、映画としては評価できんなぁ。
