逃げるし恥だし役立たず

吉原炎上の逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

吉原炎上(1987年製作の映画)
2.5
借金で売られた上田久乃→若汐→紫太夫(名取裕子)が御職となり女の意地で花魁道中をするまでの物語。見切りをつけて足抜けする花魁(九重・二宮さよ子)、裏切られて死を選ぶ花魁(吉里・藤真利子)、病気で狂い死する花魁(小花・西川峰子)、要領がわるく流され続ける花魁(菊川・かたせ梨乃)と様々な女の生き様を魅せつける。吉原には嘘以外のモノはなく、最後には炎上により、その嘘は全て燃え尽くされる。全員が隙あらば自分が主役になってやろうという女ばかり、人並みの幸せも得られないと分かっていながらである。女性は恐ろしい。
まあ、出演女優はよく依頼を受けたものである。個人的に①西川峰子②藤真利子③名取裕子④かたせ梨乃⑤野村真美(&根津甚八)の順で狂っていると勝手に判断。
テーマがテーマなだけに出演女優の裸体が拝めるのだが堂々としており観ている此方が恥ずかしくなる。