USUMAYU

吉原炎上のUSUMAYUのレビュー・感想・評価

吉原炎上(1987年製作の映画)
5.0
圧倒的な芝居と雅さと小粋な台詞回しに
終始ゾクゾクし、全く古臭さなどはなく
今でも通ずる切なさ、力強さに圧倒された。
このゾクゾク感はちょっと今まで観た
映画の中では思い浮かばない。
花魁化粧?白粉?に今まで魅力を
感じたことは一度も無かったし
お座敷遊びなどは今でも時と場合によっては
相当エグいと聞いたことがあるので少し
いいイメージは無かったが
どんな時も所作が美しく味があり
半狂乱で鬼気迫るシーンですら
なんとも言えない魅力がある。
生き様に所々涙が静かに溢れた。
夏、秋、冬が好き。

化粧もあってか名取さんの目力、潤んだ様
つまるところ目元がとても素敵。

ただフライヤーを見る限り
時代もあり、コテコテさを身構えてしまい
恐らく苦手な部類で五社監督
時代劇以降の作品マラソンは
恐らく自分はしんどい気がするw
本作は滅茶苦茶好きだけども…w
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