つめけん

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのつめけんのレビュー・感想・評価

3.7
「手をつなごう 僕らと」

仮面ライダーが江戸時代にタイムスリップする話。

物語として凄い面白いとかいうわけじゃないけど、明るく優しい。ヒーロー映画はこのくらいの温度感が丁度良い。

みんながつらい思いをしたあの地震の年に制作された関係か、いつもより作風が温かい。手を取り合ってみんな家族なんて言ったりしてね。江戸の人々がオーズに加勢するくだり大好き。

特筆すべきは、暴れん坊将軍こと徳田の新さんこと徳川吉宗が客演していること。演じるのはもちろん我らが松平健。これがね〜カッコいいのよ〜〜〜。オーズのピンチに颯爽と駆けつけて怪人を峰打ちで成敗!素晴らしい。バイクに乗ったオーズと馬で並走するシーンは一見シュールだけど、なんだか胸が熱くなる。
正直僕は暴れん坊将軍についてはあまり知らない。テレビでやってたらたまに見る程度の見方しかしてこなかった。それでも「よっ!新さんかっこいい〜!」ってなるんだから、これ多分、孫を連れて映画館に来たおじいちゃんおばあちゃんが見たら大興奮だったんじゃないかな。世代を越えて熱くなれる映画って最高じゃないですか。

あとラストの全フォーム同時変身も、劇場版らしい派手な演出でワクワクする。戦闘自体はしょうもないけど。
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