とある弁護士がアルカトラズ刑務所で行われていた虐待を告発し、裁判になった実話を基にした作品。かなりの脚色があるとはいえ、めちゃくちゃ良かった。
この前『落下の解剖学』を見てから法廷モノに対するモチベが凄くて、本作はしっかり裁判シーンが面白くて期待に応えてくれたので興奮した。
特に飢えた妹のためにたった5ドルを盗んで捕まった囚人役のケヴィン・ベーコンがめちゃくちゃすごい。別人やん。迫真の演技も最高。
そしてゲイリー・オールドマンの残忍さや、クリスチャン・スレーターの機転の利いた返しなど、キャスト陣がめっちゃ良かった。撮影もなんか良い。
弁護士と囚人の友情ドラマみたいな展開になってしまったのはちょっと違和感あったけど、それを除けば概ね楽しめた。