このレビューはネタバレを含みます
この映画、文句なしに面白いです。なんと言ってもケヴィン・ベーコンの演技が賜物で、初めて彼の作品を観た方はこういう人なのかな?と思えるぐらい。また、それと同じぐらいクリスチャン・スレーターとゲイリー・オールドマンも良い。アルカトラズ連邦刑務所で行われていた虐待の告発から、それを通じてスタンフィルとヤングが通じ合っていく様は素晴らしかった。ただ、実話を基にした映画とはいえ、実際のヘンリー・ヤングは映画ほど善人ではなく、寧ろ犯行を繰り返していた傾向があったらしく、それを映画を観た後に知って萎えてしまった。基にしてるだけだから文句もクソもないけど、でもやっぱり大きな違いがあるとなあ。現実は辛い。