このレビューはネタバレを含みます
24歳の新米弁護士が、刑務所での非人道的な虐待を告発し、閉鎖に追い込んだ実話を基にした作品。
囚人ヘンリー役のケヴィン・ベーコンの演技がかなりリアルだった。1000日もの間独房に入れられ、看守達から暴力を受け、光を見るのは1年に30分だけ。そんな過酷すぎる刑務所で生きていた囚人を、見事に演じていた。精神壊れてる人を演じるのって、かなり難しいと思う。
過剰な虐待により、罪を償う為の刑務所が新たな罪を生んでしまった。罪人を更生させる為の刑務所が、殺人犯を生んでしまった。人を裁くという事の難しさだったり、人権の尊重を考えさせられる作品だった。