『レインマン』のバリー・レヴィンソン監督が描いた、東欧移民3世代の家族の物語。20世紀初頭から戦後へと移り変わる家族の形や姿を描いている。
主に描かれるのが、1914年にアメリカに渡った祖父のサム・クリチンスキーと孫(サムの息子の子ども)のマイケル・ケイとの交流が物語の主軸なのだが、それぞれの父子の交流が描かれていて、どこか心にぐっと来る。また身内の移民たちで立ち上げた家族会でのやり取りやサムの兄弟の会話など、様々な立場の「家族」の断片を上手く見せている。
そして何よりイライジャ・ウッドがか〜わいい、かわいい。あのおかっぱヘアにくりくりの目!あんな孫いたら、そりゃかわいがりますって(笑)また後半、ちょっとした事件が起こるのだが、それに対する演技が上手い。海外の子役の演技レベルの高さを再確認しました。
すごく目立つような作品ではないが、観終わるとじわぁと心が温かくなる作品。