「巨乳は今日の夢だ」
アメリアがボロい楽屋のカーテンをめくると、鏡に小さく登場するピッポ。ここ最高。
別の部屋で寝て、楽屋で離れて着替えをするけれど、停電で久方ぶりに打ち解け、舞台で呼吸を合わせ…
1930年にダンスで人気を博したジンジャー・ロジャースとフレッド・アステア。
その二人のそっくりさんとしてテレビで活躍していたが今や老境となったジュリエッタ・マシーナとマルチェロ・マストロヤンニ。
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このレビューはネタバレを含みます
フェリーニ後期の作品はなかなか劇場で拝めないので、今回観れて良かった。かなり前の席だったのもあるが、派手なアクションがあるわけでもないのに映像を追うのに必死で字幕はなんとか追えている程度だった。と…
>>続きを読む明らかに映画に愛されている巨匠による、絢爛豪華なサーカス。ラヴェルのボレロのように、終盤に向けて上昇していく。しかし、物語の中心にいるのは、どこか皮肉にも捉えられた、テレビの時代に一瞬スポットライ…
>>続きを読む1940年代、厳しい戦争の時代に、傷を癒してくれたのは音楽だけだったと、テレビの司会は語る。
そんな時代に活躍したジンジャー・ロジャースとフレッド・アステアのモノマネコンビ。
その2人が、娯楽と芸術…
私的に年末といえばフェッリーニを見たくなる。なぜでしょう。
そしてこれはとくにイタリアの賑やかでごたごたした年末っぽさがよくわかる映画。
アメリカで大人気であったアステアとロジャースというダンス…
こんなに泣ける映画だなんて思わなかった。
いや、、、、。なんか。言葉がでない。
年老いてこれからどんどん時代に置いていかれるであろう二人が、今まさに時代の先頭をいくテレビのステージで、静かに語り合…