レフンやチャゼルに多大なる影響を与えた名作。
内容自体はヤクザをやめたがる流れ者の男がやはり抗争に巻き込まれるという今となればかなりベタな任侠映画の筋書きだが、それを川内広範による外連味満載のシナリ…
このレビューはネタバレを含みます
これが清順だ/映画美をつくる男。
ハイキーのモノクロームのオープニング・シークエンスに始まる映画美は、赤や青の原色の色彩にあふれ、舞台のような簡潔で象徴的な数々のセットが造形される。ハリウッドのミュ…
【廃墟に唄えば】
所々ミュージカルになったりする所がサミュエル・フラーの『東京暗黒街・竹の家』に似てる。木村威夫の美術がオシャレな、清順美学に溢れた中期の代表作。映像が凝っていてカラフル。
渡哲…
凄まじい表現主義的セットでの原色の応酬。話としては在り来りな義理人情と裏切りのヤクザ映画なのだが、映像の色彩感や画角といったルックの部分と、とりわけモンタージュの奇妙さによって異質な映画になっている…
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