東京流れ者の尿道流れ者のレビュー・感想・評価

カラフルポップな殺し屋映画。ほぼ投げやりな感じのするアクションシーンと、たえず歌われるテーマソング。カッコよすぎる。銃で撃たれて口笛をふく渡哲也の伊達男っぷり！
単純で意外ときっちりしたストーリーだが、それをぶち壊すかのようないびつな舞台芸術が全てのシーンの背景にある。真っ白な内装の部屋で佇む渡哲也の格好良さったらない。頼むから俺を怒らせないでくれとかこの地獄を突き破らなければ俺は生きられないとかセリフもカッコいい。変に感傷的な場面もなく、ただただ格好良く最後まで突き進む最高の映画。