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東京流れ者のodyssのレビュー・感想・評価

東京流れ者(1966年製作の映画)
2.0
【カッコカッコカッコばかり先走り】

BS録画にて。
渡哲也主演の、任侠映画。
といっても、ヤクザから足を洗って地道に生きようとする彼が、ヤクザから色々な嫌がらせを受けて、耐えに耐えるけれど・・・という筋書です。

舞台となる東京の飲み屋を兼ねた演劇場の映像がちょっと面白いけれど、それ以外はどうということもない。

渡哲也は、鶴田浩二や高倉健のような抱擁性のある容姿ではないので、孤独をかこつという役柄自体はいいとしても、それが悪に向かって爆発していく迫力がイマイチなんです。

彼を慕う役柄の松原智恵子も、私の好みで言えばイマイチ。藤純子みたいな女優がいなかったんですかね、この頃の日活には。

山口百恵の「ロックンロール・ウィドウ」じゃないけど、「カッコばかり先走り」、というか「カッコばかり空回り」の映画ではないかと。
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