ダイナ

デモンズのダイナのレビュー・感想・評価

デモンズ(1985年製作の映画)
4.4
恐怖と笑いがユニゾンした「映画の映画」、それがデモンズ。ホラー・スリラー・スプラッターと製作サイドは謳っていますが個人的にはかなりコメディ色を感じる。

簡単なあらすじを書くと、街中に新しくできた映画館の中で上映中に惨劇が発生し観客達は外へ逃げようとすると扉が無くなっていてさあどうするという話。僕はねえ!こういう最初からの仲間でなくて偶然出くわした職業異なる老若男女達が協力する系が大大大好きなんだよ!!!良い意味でごちゃごちゃした感じが楽しいです。前述した通りたくさん観客達がいるわけでそこでもう事件が起きたらもうてんやわんやですよ。(CKB)主要キャラの人数が多過ぎず少なすぎずの気を配れる程度(10人以下程)で似たようなキャラがいないっていうのも各個追うのが苦にならず。そしてスプラッター要素も結構力が入っており、テレビだとギリアウト感ある皮がベローンと剥がれる感じや、もう葡萄ジュースみたいなブシャブシャの出血量は見応えあり。そして脅威側の緑色の血がとても画面映えします。緑色の野菜を彩りとして料理に添えると見た目が良くなる感じが映画でも効果発揮している。

恐怖と言えば恐怖なんだけどもどうしても笑いを誘われるのは映画が持つ勢いというかなんというか。「オイ何やってんだお前!」とほとんどの奴に言いたくなる感じがもう面白い。結末もこんな終わり方しちゃってあー俺もう知ーらね。続編楽しみにさせてもらうから。
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