深獣九

デモンズの深獣九のレビュー・感想・評価

デモンズ(1985年製作の映画)
3.5
デモンズすぐ死ぬ笑

ホラースタンダードと言っても過言ではない本作。内容は、上映中の作品と同じことが映画館で起こり場内は大パニック、というもの。この時代(1985年公開)ではかなり斬新な設定だったのではないか。
また、光と影と血の美学はさすがダリオ・アルジェント。いい仕事してると感じた。

まあ、全体的にはツッコミどころが多い。謎の回収もされない。

お前はデモンズ側ちゃうんかい!

とか

結局お前誰なん?

とか

デモンズ弱いやん殴られて死ぬやん斬られて死ぬやん

とか

ファントムブラッドやん(映画のほうがオリジナルかも)

とか

たがこの作品に刺激を受けた創作物も、たくさんありそうである。あーこれあれの元ネタかも、というポイントは多かった。つまり良い作品。

私的見どころは立ち回り。映画館の中でバイクが縦横無尽に走る、ヘリが落ちてくる。これは観たことなかった。日本刀振り回すし。笑っちゃった。

ラストは驚いた。どうせそうでしょ、と思わせといてパート2を匂わせてからの、そうきたかーーーーー! だった。

ホラーファンを自称するなら、必ず観なければならない教科書的作品。観られてよかった。
深獣九

深獣九