Bobsan

デモンズのBobsanのレビュー・感想・評価

デモンズ(1985年製作の映画)
5.0
"キュービック・ショック接近!"というわけのわからない当時の東宝東和お得意のハッタリ感満載の惹句が楽しい"アメリカ・イタリア合作超大作"ですね。
“キュービック"とはなんでしょう?おそらく当時流行っていたルービックキューブからの頂きかと思われますが、映画の構成が入れ子構造になっている事から来ているとも思われます。映画内映画で起こっている事が映画の中で起こる事で映画を観ている我々にも同じ事が起こるかもという狙いですね。まあ、そんな事本気で思う人などいやしないんですけど。
この作品の見どころは何と言っても数々の特殊メイクです。しかし一番のハイライトの筈のアキロンの大王が、女性の背中から誕生するまでははいいのですが、いざ誕生してみたら意外と小さい人間サイズだし、ヘリコプターのプロペラで瞬殺されるので、脱力感満載でした(勿論それも踏まえて最高ですが)。
チケットを配る謎の男に扮するのは本作の制作補を務め、後に「アクエリアス」等を監督するミケーレ・ソアビ。なかなかのハンサムですね。
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