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バルカン超特急のLeMasTのレビュー・感想・評価

バルカン超特急(1938年製作の映画)
4.5
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。列車内で主人公の前から突如姿を消した老婦人を巡るサスペンス映画。

他の乗客は誰1人としてそんな女性は見ていないというが真相や如何に。

85年も前の作品なのに相変わらずすごい良くできてる✨ある意味心理サスペンスでもある。普通の考えで観てたらしてやられるかもしれません。列車の汽笛にまでこだわりが...。

列車もののサスペンスということで、『オリエント急行殺人事件』とか同監督の『見知らぬ乗客』とかその辺に似た内容になるかと思ってましたが、全然違った😳

主人公が自信を喪失したり、疑心暗鬼になっていくところから証拠を得て確信に至るまでの描写も丁寧に描かれていたと思います。

中盤から終盤に至るまでのミステリー部分はもちろん面白いけど、物語が急変してからのラスト20分の怒涛の展開がとても良かった👏

列車の窓にぶら下がるシーンとかどうやって撮影したのか気になります🤔

列車に乗るまでが結構長いと感じました。伏線や下準備っぽいところもあったかもしれませんが、ここまでの長尺は必要なかったかなと。
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