「死んだもんにすまん」
覇者交代の儀式。
未だ燃え盛る闘いの炎。
歴史は何度でも繰り返す。
そして再び、若き命は散り行く。
時代の終わりと時代の始まり。
哀愁轟く最期の物語。
武田による天政会結成。
何度でも蘇る松方弘樹。
全時代に取り残された広能。
松村の思慮深いキャラが大好き。
しかも武田に物凄く義理深い。漢や。
松村、武田、そして広能。
出所がここまで一大イベントになる広能。
よくこんなに緻密な話書けるな〜。設定が細かい。武田が温かい漢になっててより好きになる。
スイカ食べながら会議するの可愛い。
街並みがめちゃくちゃ都会になった。
山守なんも変わっとらんやん。ただのオッちゃんや。うわ槇原も年取ったなー。
武田カッコいいなー。
武力がモノを言う時代は終わり、賢い者が勝ち続ける時代へ。そこへ出所が起因のタイムスリップが絡み、ヤクザ映画の王道テーマを謳う。新しき時代VS暴力の時代。跡目問題もあっておともろい。理事長か副会長か。
まじで誰かが暴れる度に店散らかして、店側に感情移入してしまう。バイト先でこんなんやったら発狂する。今は平和な時代やなあ。
杉田の娘の葛藤を吐露するシーン、奥に佇む松村の刺青が渋すぎる。そんで良い身体やな。
早川と山守はカス。
姉を騙し、青果店の利益を盗み銃を買うアキ。また若者の命が散ろうとしている。
1人丸腰で広能に話に来る武田。
このホテルのシーンめちゃ良い。
代理戦争の蒸し返し。呉の今後。
松村ホントに男やなあ。喧嘩の言い分はどっちにもある。
槇原・江田、青春の日々よさらば。
その車の尾行、何故警戒しない?
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ええか?攻撃は最大の防御でえ?これから巻き返してやるけえ。
10年前のおんなじ気分でおってじゃけえ、付き合いきれんわい。
お嬢さんですの。この度はとんだ事でご愁傷ですたい。どうか、力落とされんように。
喧嘩かあ!喧嘩なら喧嘩ゆうてハッキリ言えやあ!いつでも買うちゃるがい!!
わしゃこの松村に借りしか残してやれんのですよ。松村、苦労じゃが頼むぞ。
よーーーしこれで勝負じゃ。
アンタゆう人は、自分の事しか考えられん人やね、お願い、今晩は帰らせて。
まあ待ちないや、時が来たらきっと格好付けちゃるけえ。のお?
じゃが、弾っちゅうもんは当たらんもんじゃのお。
つまらん連中が上に立ったから下の者が苦労し、流血を重ねたのである。
とにかく真っ二つに割れたんじゃけえ、広島は戦争じゃ。兄貴が出てくる前に地鳴らししちゃるけえ楽しいにして下さいやあ。
誰も知らんのじゃあ、喧嘩の後始末がどがあなもんか。ワシら知っちゃるもんが教えてやらないかん。
喧嘩はいつでも出来ますがのお、酒は滅多に飲まれん。
広島にゃ極道はゴマンとおるが、ホンマもんは数えるほどでえ。
市岡、おどれ盃ゆうもんを軽う見とるんちゃうんか!!牛の糞にも段々があるんでえ?オドレとワシは五寸か?鏡見ないや!!
市岡がヘッドライトに照らされるシーンの美しさたるや。大友逮捕シーンのダサさたるや。
なんとかせにゃあ、ワシら世間の笑い者になってしまいますわい。
また武田さんの使い走りに逆戻りじゃね。
アンタ、ホントに会長の椅子に未練は無いんね。
飲むも飲まんも、これが天政会の立場です。一歩の譲れん所じゃあ思います。
なんぼ政治結社ゆうてもヤクザはヤクザですけえ。
またにしようや、のお?
ここがよお分かったのお。
蛇の道は蛇じゃ。
引退せん限り広島には入れん。もし入った場合には命の保証はせん。
わしゃ保を信じとるけえ。
言いたい奴には言わせとけえ。
獲りに来るなら獲りに来いやあ!!
ワシが身い引いたら、お主も引いてくれるか。槇原の死に様見てそう思うたんじゃ。あれをやったんはワシらより2回りも歳が違うんど。なんか知らん嫌な気になっての。もう獲る獲られるは飽いたわい。そう思わんの。
信じられんのう。青信号でも信じられんワシじゃ。まして人の心の中はのう。とにかくワシは引かん。引く訳にゃいかん。テルの言いよったシャバの風のせいかものう。
なんの真似じゃ。おお?話し合いに道具はいらんじゃろうが。
親父さん1人抑えきれんようでは広島を納められんもんでのお。
この弾きで撃ってつかあさい。
お前もヤクザの女房じゃろう、
死んだら元も子もないで。一からやり直しゃええ。ワシも手え貸すけえ。一からやり直しゃええんじゃ。
式には広島のもんだけ集まりゃええんです。
こちらこそ、よろしゅう。
今朝まで生きるか死ぬかの境目におったんじゃ、ワシらにはもう真似できん。のお?
アキラ。
おお?
こんなあええ若いもん釣れたのう?
皮肉かいのう?
いやあ。
とにかくワシらの時代は終わったんじゃけん。落ち着いたら一杯飲まんかい?のお?
そっちとは飲まん。
なんでじゃ?
死んだもんにすまんけえのう。
ある共通の予感があった。今行われようとしているのは単なる覇者交代の儀式に過ぎない。戦いの火はまだ激しく燃え盛ろうとしているのだ。
アキちゃん、途中でへこたれんと、一生懸命に歩くんよ。今度こそ迷うたらいけんよ。
この時広能は、死んでいった少年の顔さえ、定かに覚えてはいなかった。だが彼はこの日、ようやく引退を決意したのである。
多くの若者達の血が流されたのである。
人間の社会から弱肉強食の戦いが絶えるのは果たしていつの事であろうか。