Ryan

仁義なき戦い 完結篇のRyanのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)
3.9
北野映画がやっていた事はこれか。



ストーリー
「頂上作戦」と呼ばれた警察による組長クラスの一斉検挙のおかげで、平和を取り戻したかに思えた広島。しかし、対立の火種はまだくすぶっていた。そして、ある射殺事件をきっかけに、再び抗争の血が流れることになる。
 

主演 菅原文太
監督 深作欣二


仁義なき戦いシリーズの最終作。
面白かったな。
今作から脚本家が変更して今までにないエピソードの羅列みたいなのが妙によかった。

個人的に鑑賞後面白かったのだが、色々調べて観ると監督の深作欣二が「ショーケンや松田優作を出演させればよかった」なんて言ってるもんですから「そりゃそれが見たかったよ!」の気持ちになってしまった。
そのため小林旭と菅原文太が少し霞む。

良いラストであったと考える。
大物になった2人の物語から新世代への移行と繁栄、そして没落。
最後まで残る男たちの想いみたいなのが目に見えてよかった。
菅原文太が主演というより小林旭が主演だな。

死んでは生き返る松方弘樹がめちゃくちゃ良い。ジョーカーぐらい下品な笑いをしていた。
そして、千葉真一の代わりに宍戸錠。
やはり弱い弱すぎる。
強烈な個性がない。
そして、変わり映えしないビジュなのにキャラ辺ゴリゴリの北大路欣也はよかった。

全体的に良くも悪くもラストな感じ。
良いか悪いかではなく、1つが終わった事への残念感が強い。

疑問なのが「新仁義なき戦い」とは?
これの続編なのか?
まったく理解出来ていない。
とりあえず鑑賞しよう。
Ryan

Ryan