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二十歳の死のかずシネマのレビュー・感想・評価

二十歳の死(1991年製作の映画)
3.3
散弾銃で自殺を図って病院へ運ばれ、危ない状態の若者がいるという。
その親類縁者や友人がひとつの家に集まって来る。かなりの大人数。
親戚の人の恋人という完全なる第三者がその場にいた為に「彼はいとこで、彼はその兄弟で…」みたいな、彼らがどういう関係性なのかの説明があったけども、それでも誰が誰やらさっぱり……。

食事中の会話とは思えない会話も飛び出し、それに怒り、ピリピリして落ち着かない、一方で非日常に何処がわくわくしていそうなガキっぽい青年も沢山いて。
家具や家電なんかはいつも通りの筈なのに、暗く何処か不穏な家の中の様子。
なんかあの物々しい雰囲気は分かる気がするわ。。

誰が主人公かもよく分からなかったが、一応は最初に発作を起こしたあの彼女が主人公なのだろうか。
あの発作も最後の血も、虫の知らせ的な事か、ストレスを敏感に感じ取った身体の反応のどちらか(若しくは両方か)かなと思った。
発作のシーン、マジで苦しそうで怖くなった。。
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