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二十歳の死のchiyoのレビュー・感想・評価

二十歳の死(1991年製作の映画)
3.5
2021/2/11
MyFFF2021の短編映画で、アルノー・デプレシャンの監督デビュー作。散弾銃で自殺を図り、生死を彷徨っている20歳のパトリック。彼の身を案じて親戚が一堂に会するけれど、同じ年頃の親戚が多すぎて誰が誰やら把握できない状態。が、パスカルとイヴァンとクリスチャン、この姉弟が分かっていればとりあえずは問題なし。そして、明るく振る舞っている人が多いものの、年齢の近い従兄弟が自殺を図るのは衝撃で、個々の情緒が不安定に。中でも、パスカルの嘔吐と恐らく予定より早まっただろう生理、クリスチャンが父親に不安を語る姿が印象的。そして、親戚一同が本当の悲劇に見舞われるのはまだこれから。パスカルの父親の大役、辛いなあ…。
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