ねこ無双

二十歳の死のねこ無双のレビュー・感想・評価

二十歳の死(1991年製作の映画)
3.0
アルノー・デプレシャン映画お初です。
デビュー作で、この短尺でこの人数をまとめてる…。

不安発作で自殺を図ったパトリック。
彼の自殺未遂の知らせを受けて、
当人不在のまま、関係者親族がぞくぞく集まってくる会話劇。
正直言うと、人数が多すぎてどの親族に位置するのかまでは把握できない。
イラつく人。ふざける人。憂鬱な人。悲しむ人。
彼の事を知ってるようで知らない人たちが好き勝手に話してる感じ。

みんなが何かしら彼にまつわる事を話してるのに、誰も彼の本当の胸の内は知らない。
会話を通して、パトリックという人が浮かび上がってくるけど、それは外から見た彼のイメージに過ぎない。

観わってからシーツの大量血の意味に考えを巡らせていた。

今年my FFFは一本しか観てないと思ってたけど、これもそうでした。