こ

未来惑星ザルドスのこのレビュー・感想・評価

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)
-
少し白みがかってかすんだような色合いがなかったら、ほとんど仮装パーティだったと思う。設定と筋立てが先走って、ビジュアルが追いついてない感じがする。変に直球なビジュアルで、わざと笑いを狙ってるようにも見えなくない。それも含めて面白いは面白い。前半でほとんどしゃべらないで、人殺しとレイプと、動物扱いされることくらいしかしてないゼッドが、後半にいきなり知性をあらわにしてニーチェを引用したりするところとか特に面白い。
明らかに設定を先に決めた気がしていて、壮大な設定を視覚化しきれない部分を、絵面のインパクトと無理やり感で補ってる感じがした。ショーン・コネリーは顔というより体の主張が強くて、シャーロット・ランプリングは顔とか目つきの主張が強かった。
こ