みちろう

或る夜の出来事のみちろうのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.2
父に結婚を反対されて家出したお嬢が夜行バスで出会った記者の男と共にドタバタな旅をするラブコメ

ジェントルメンでクールな男と気は強いけどお茶目な女のキャラが立つストーリーに最後は2人結ばれてハッピーエンドっていうシンプルかつ気軽に観れてコスパいい娯楽映画の古典版ってイメージだった。普通に笑ったシーンとかもあるし(騒がしい夫婦を演じて捜査をやり過ごす所など)、ヒロインが可愛くてキュンとさせられることも何度かあった。ロードトリップ的な要素も地味に面白い。
後味悪い現実的な終わりを迎えるかと思いきやお父さんが機転をきかして2人を結ばせて逃す痛快な展開で締めくくられてコイツやるやんけと最後にグッとこさせられた。

スクリューボールコメディ=或る夜の出来事って解釈で良さそうってくらいこのジャンルの特徴がまんま現れてる気がする。
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