ヘラルドスクエア

若草物語のヘラルドスクエアのレビュー・感想・評価

若草物語(1964年製作の映画)
2.5
日本映画史上、屈指の美人四姉妹。
この組み合わせが見られるだけで神映画。
日活は総力戦で看板女優を投入してきました。
たくましい時代の日本が、総天然色でしつっかり焼き付けられています。

アイドル映画の巨匠森永健次郎監督作品です。
東京オリンピックの年、高度成長期の東京のロケ地は記録として貴重。
特に開通ほやほやの東京モノレールはホント珍しい映像です。
他にも当時としてはかなり贅沢なロケを敢行しています。
飛行場、首都高速、東京タワーなど、それぞれ空撮でも登場します。今じゃドローン一発ショットなんですけど、当時でこれはお金かかっています。
あとヘリコプターやスキー、モトクロス、ボクシング、青春テイストで色々と出てきます。

やはり吉永小百合さんと浜田光夫さんの永遠の青春コンビのツーショットは安心感ありますね。
今作ではここが上手く結ばれずに、なかなか一つの画面に収まらないんですよね。
あと、浅丘ルリ子さんのオーラはレベチです。
翌年の日活の四姉妹映画『四つの恋の物語』でルリ子さんだけが外れたのもうなずけますね。